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2023年4月24日(月)

医療・福祉賃上げせよ

宮本徹氏、臨時報酬改定求める

衆院厚労委

写真

(写真)質問する宮本徹議員=19日、衆院厚労委

 日本共産党の宮本徹議員は19日の衆院厚生労働委員会で、医療、介護、障害者福祉、保育の分野では、公定価格によって賃金水準が左右されると指摘し、臨時の報酬改定を求めました。

 厚労省の岸本武史政策統括官は、今年の春闘について、全体では昨年を大きく上回っているものの、「医療分野では0・07ポイント下回り、福祉分野で0・01ポイント上回っている」(日本医労連集計、昨年同時期比)と答弁。

 宮本氏は、政府は昨年と同程度の支援しか行っていないので、昨年並みにとどまっているのは当然だと指摘。今の支援では、この分野で「大きな賃上げができる保証がない」と主張しました。

 加藤勝信厚労相は「報酬の改定、あるいは処遇改善の取り組み、こういったものの影響は受けるのではないか」と、答えました。

 宮本氏は「政府が責任を負っている分野で賃金が上がっていない。臨時に報酬改定も含め対応する必要がある」と迫りました。

 加藤厚労相は「2024年度の診療報酬改定の時期を迎えることをにらみ、賃上げの動向や、各医療機関の経営動向を注視する」と述べるにとどまりました。

 宮本氏は「抜本的に報酬改定で報酬を引き上げ、賃上げの責任を果たすべきだ」と求めました。


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