2023年4月22日(土)
保険証廃止は撤回を
宮本徹氏 不合理性を追及
衆院厚労委
![]() (写真)質問する宮本徹議員=19日、衆院厚労委 |
日本共産党の宮本徹議員は19日の衆院厚生労働委員会で、マイナンバーカードと健康保険証を統合し保険証を廃止する政府の方針によって保険証がない人が出ると指摘し、廃止の撤回を求めました。
宮本氏は、修学旅行や部活の遠征の際、健康保険証のコピーを持っていくが、マイナンバーカードには保険者番号がないので、保護者が資格確認書を毎回申請する必要があり、負担になると指摘。厚労省の伊原和人保険局長は「(確認書の)有効期間も含めて議論する」と答えました。
宮本氏は、マイナンバーカードを取得しないと意思表示している人に、資格確認書を何度も申請させる合理性はどこにあるのかと質問。伊原保険局長は、医療を受けられる方法について「関係者の意見を聞きながら実効的な検討を行いたい」と言うだけで説明できませんでした。
宮本氏は、申請方式では保険証を持つことができない人が出るとして、これまで通り「健康保険証を使い続けるしかない」と主張。加藤勝信厚労相は「申請していただけない場合は職権交付をおこなう」と答えました。宮本氏は、個別に確認しながら職権交付を行うのは、自治体の業務にとっても大きな負担だと指摘しました。









