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2023年4月22日(土)

市議選――激戦の様相

埼玉 議席必ず勝ち取る

過去最多の62人立候補 川口

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(写真)全員当選へ決意を固めあった街頭演説=埼玉県川口市

 コロナで生活が大変な時に埼玉県川口市では、日本共産党を除く自民・公明などすべての議員が賛成し、水道料金を25%値上げしました。

 党と後援会は、金子ゆきひろ(46)、松本さちえ(47)、板橋ひろみ(58)、矢野ゆき子(59)、井上かおる(66)=以上現=、ふじしまともこ(41)=新=の6候補を先頭に「水道料金値下げと減免制度創設」などを掲げて大奮闘しています。

 子育て中の20代女性と党候補が対話に。

 女性「ちょっと聞いていいですか。共産党は名前を聞くだけで私に怖いイメージが」

 候補「戦前から戦争反対を言うから目の上のたんこぶに思われ、悪いイメージを植え付けられたの」

 女性「そうだったんですね」

 水道料金値上げを他党が強行したことを説明すると、知らなかったと言いつつ「生活が大変で子どもに水遊びもさせられない」と対話が弾みます。

 定数42に過去最多の62人が立候補する超多数激戦。地区選対本部は「現状では議席半減にもなりかねない」と分析。6人全員当選のため「折り入って作戦」と声の宣伝1000回をやり切ろうと意気込みます。

 23人を擁立する自民は「土下座してでも頼み込め」との文書を出し、議席獲得に必死です。

保健所復活1.2万人署名 所沢

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(写真)地域の党員らとともに奮闘する花岡候補(右から2人目)=19日、埼玉県所沢市

 埼玉県所沢市議選は、定数33に46人が立候補し、4人に1人が落ちる大激戦。日本共産党は、小林すみこ(72)、やさくいづみ(62)=以上現=、加藤けんいち(50)、中井めぐみ(49)、花岡けんた(30)=以上新=の5候補の当選で議席増をめざします。

 共産党以外の立候補者数は自民7、公明6、立民3、維新1、れいわ1、参政1など。れいわの元職や参政の新人の陣営には頻繁に幹部が入るなど各党とも必死です。

 共産党の市民アンケートに、約7割の人が「生活が苦しくなった」と答える中、市は昨年12月議会で国民健康保険税の値上げを提案し、共産党以外のすべての議員は賛成しました。

 共産党市議団は、所沢市で原発汚染土再利用の実証事業が計画されている問題で、住民合意のない同事業は認めない決議を提案し、一部修正されて全会一致で可決。3年前から「所沢に保健所復活」を求める署名に取り組み、1万2000人から署名が寄せられています。

 党市選対本部長の柳下礼子県議は、現状では選挙前にあった4議席を割り込む危険もあると指摘。切り開いてきた情勢を確信に、五つの選対で宣伝毎日50回、毎日300人への「折り入ってのお願い」をやりぬいて、勝機をつかみとる奮起を呼びかけています。

命と暮らし守る市政へ 川越

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(写真)山添拓参院議員(左3人目)の応援を受ける(左から)つる、川口、(1人おいて)池浜、こんの、かきた各氏=18日、埼玉県川越市

 埼玉県川越市議選(定数36・立候補42人)は、大激戦・大接戦のまま最終盤に突入しています。日本共産党は、川口ともこ(49)、かきた有一(49)、こんの英子(46)、池浜あけみ(63)=以上現=、つる英司(69)=新=の5候補の全員当選で、現有議席確保をめざします。

 市議選には自民4人、公明7人、立民、維新、社民、れいわ、参政各1人など国政政党が候補を擁立。初議席をめざす維新、れいわ、参政などは早朝から駅前に立つなど各党とも必死です。

 コロナ禍や物価高騰で市民の暮らしが厳しい中、市は国民健康保険税や介護保険料を引き上げ、自公など共産党以外の「オール与党」は賛成。岸田政権が狙う大軍拡にも、多くの候補はそれに触れず、共産党だけが正面から「大軍拡反対」と訴えています。

 5候補は、党市議団の、▽国より前倒しで小学校の35人以下学級の実施▽学校体育館へのエアコン設置▽住宅リフォーム助成制度の大幅拡充―などの実績を示し「いのちと暮らしを守る市政へ」と訴えています。

 党選対は「1票が勝敗を分け、今後の市民の暮らしを左右する」と指摘。支持拡大の担い手を広げ、他党を上回る対話・宣伝に取り組み5人、10人と支持を広げて必ず5議席を勝ち取ろうと呼びかけています。


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