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2023年4月20日(木)

敵基地攻撃 米と共同

IAMD 赤嶺氏“政府は詭弁”

衆院安保委

写真

(写真)質問する赤嶺政賢議員=18日、衆院安保委

 日本共産党の赤嶺政賢議員は18日の衆院安全保障委員会で、日本の敵基地攻撃能力が米国の統合防空ミサイル防衛(IAMD)のもとで運用される危険性を指摘し、「安保3文書」の撤回を求めました。

 米国は、敵基地攻撃とミサイル防衛を一体化させたIAMDを同盟国に組み込んで構築しようとしていますが、岸田政権は、敵基地攻撃能力の保有は「米国のIAMDに参加するものではない」「全く別物」と説明しています。

 赤嶺氏は、ミサイル防衛に関して政府が、日米のイージス艦などが共同で警戒監視・迎撃するシステムが構築され、「実際の場合は共同対処する」と答弁していたと指摘。長距離巡航ミサイル・トマホークが配備されれば、日米のイージス艦が敵基地攻撃も共同で行うことになり、「『全く別物』という説明は事実に反する」と追及しました。防衛省の増田和夫防衛政策局長は、「われわれ独自の考え方で抑止を推進する」と答弁しました。

 赤嶺氏は「飛来する複数のミサイルにどのイージス艦が対処するかを瞬時に決めるには、指揮系統を一元化しておかない限りできない」と強調。米軍と自衛隊は「それぞれ独立した指揮系統に従って行動する」とする政府の詭弁(きべん)を批判しました。


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