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2023年4月20日(木)

衆院補選 激戦区の様相

カジノ止めた力大きく

和歌山1区 くにしげ秀明候補(62)=新

 衆院和歌山1区補選(23日投開票)で日本共産党の、くにしげ秀明候補(62)=新、社民党県連支持=は、大軍拡の自民党元職(57)=公明推薦=、核武装の維新の会新人(41)らに負けるわけにはいかないと大奮闘しています。(和歌山県・川崎正純)


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 和歌山県串本町にある航空自衛隊大島レーダー基地の司令部地下化が計画され、美浜町の陸上自衛隊和歌山駐屯地、由良町の海上自衛隊阪神基地分遣基地も基地強靱(きょうじん)化の対象になっています。化学、生物、核兵器などの攻撃に耐えるようにしようというもので、「日本全土の戦場化」を想定したものです。

 くにしげ候補は「アメリカ軍の指揮のもとに戦争をする準備にのりだす、こんなことは絶対に認められません。平和を願う一票を託してください」と支持を訴えています。

 和歌山市で岸田首相に爆発物が投げ込まれた事件で、くにしげ候補は「民主主義を破壊する行為であり、断じて許すわけにはいかない」と力説。暴力に屈せず堂々と政策を訴えていく決意を表明しました。

 民主主義の問題では、自民元職と、霊感商法や信者から多額の献金を巻き上げるなど反社会的団体である統一協会との密接な関係が明らかになっています。統一協会に、関連団体の会合出席や数々のやりとりをはじめ、自民党費の入金を催促する文書まで出していたことが報じられる始末です。

 維新新人は、大阪のコロナ死全国最多に表れた医療削減など、住民負担増が正体の「身を切る改革」を「徹底する」と表明。企業・団体献金などの禁止を掲げますが、橋下徹元代表が「抜け穴」とうそぶいた政治資金パーティー券の収入に依存していることには口をつぐみます。

 和歌山カジノが昨年4月、県議会で否決されました。一方、同年1月、和歌山市議会に市民らが直接請求したカジノ誘致の賛否を問う住民投票条例に、日本共産党は条例制定の論陣を張り、自民、維新は反対。「市民の声を聞かない」と批判の声が上がりました。

 くにしげ候補は、同時にたたかわれている和歌山市議選での日本共産党5議席絶対確保を訴え。カジノストップ、中学校の全員給食、18歳までの子ども医療費の無料化など市民とともに実現してきた党和歌山市議団の豊かな実績を紹介し、「地方政治でも国政でも、市民が声を上げれば政治を動かすことができます。共産党の論戦が加われば、動かす力は大きくなります」と力説。景気を良くする特効薬、消費税を5%に戻すことなどを掲げ、平和とくらしを守るため奮闘する、くにしげ候補への期待が広がっています。


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