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2023年4月20日(木)

衆院補選 激戦区の様相

政治とカネ ゆがみ正す

千葉5区 さいとう和子候補(48)=元

 千葉5区(市川市、浦安市)は、さいとう和子候補(48)=元=が、いずれも新人の自民、国民、維新、また元県議の立民の候補者ら6氏と争う大激戦です。(千葉県・宮澤春代)


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 自民党の英利アルフィヤ氏は「国をしっかり守るために憲法改正で自衛隊を明記し、防衛費を上げる」と強調。外交は防衛力強化の二の次との姿勢をあらわにしています。

 立憲民主党の矢崎堅太郎氏は党幹部らとともに岸田政権の批判に終始しつつも、軍事費について「いまの安全保障環境を考えれば、ある程度は必要」としています。

 さいとう氏は「103歳で他界した祖母が東京大空襲を3歳児と首のすわらない乳児を抱えて逃げ抜いてくれたから今の私がいる」と語り、東京大空襲で姉と父を亡くした92歳の女性の話を紹介。「憎しみの連鎖を引き起こし、何の罪もない命を奪う戦争は絶対にあってはならない」と訴えています。大きくうなずき拍手を送った高校生が、「共産党に興味がある。今日で18歳になりました」と笑顔で応援しました。

 政治資金規正法違反の罪で略式起訴された薗浦健太郎氏(自民党を離党)の議員辞職をうけた同選挙で、さいとう氏は「物価高騰で国民が大変な時に政治家が税金で懐を温めるなど、とんでもない。政党助成金も企業・団体献金も1円も受け取らない日本共産党にこそ、国民の声を政治に届け実現する強みがある。お金によってゆがめられた政治をただし、物価高騰から暮らしと経済を立て直す」と訴えています。

 小学生の子どもの親でもある、さいとう氏は「先進国である日本で、経済的に困窮し、おなかいっぱい食べられないなどあり得ない。義務教育の無償は憲法が保障している。すべての子どもの学校給食費を無償に」「奨学金という多額の借金とともに社会人スタートさせる自己責任でなく、政治の責任で学費を無償にして学びの保障を。最低賃金時給1500円にして8時間働けば普通に暮らせる社会に」と訴え。

 宣伝カーに手を振り声援を送る人が増えています。とりわけ青年や子育て世代などからの反応が大きく、市川市では浅野史子県議の誕生で共産党支持者が元気になっています。

 「年金生活が大変。薗浦氏を支持していたが、今度はさいとうさんだ」とカンパした高齢者や、市川市内の公園にトイレを造ってと要望した小学生もいました。「お勝手から政治を。女性が出ないとね」とエールを送る人など、さいとう氏に共感が広がっています。


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