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2023年4月19日(水)

日本の科学者を支持

海外のノーベル賞受賞者61人

 海外の自然科学系のノーベル賞受賞者61人は、日本のノーベル賞受賞者ら8人が学術会議法改悪への危惧を表明した声明(2月公表)を支持するとして、13日付で共同声明を発表しました。

 学術会議の梶田隆章会長が17日に開いた学術会議の総会で報告し、「(日本学術会議法改悪の動きは)世界の傑出した科学者にとっても重大な関心事であることが確認された」と述べました。

 共同声明には、真鍋淑郎氏らと共に2021年にノーベル物理学賞を受賞したドイツの気象学者クラウス・ハッセルマン氏も名前を連ねています。

 61人が支持を表明した日本のノーベル賞受賞者らによる声明では、先進国の政府はナショナルアカデミーの活動の自律を尊重し介入しないことを不文律にしてきたと強調。日本での首相による学術会議の会員任命拒否を「大変憂慮」し、法改正への「大きな危惧」を表明した上で、「政府は性急な法改正を再考し、日本学術会議との議論の場を重ねることを強く希望」するとしています。

 さらに梶田会長は、主要7カ国のアカデミーあてに学術会議法改悪をめぐる動きを報告した文書を2月に送付し、米独仏伊各国のアカデミーから、学術会議の懸念を共有する趣旨の返信があったと報告しました。


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