2023年4月18日(火)
インド太平洋連携を強化
G7外相会合が開幕
主要7カ国(G7)外相会合が16日、長野県軽井沢町で3日間の日程で開幕しました。2日目の17日、中国を念頭にした太平洋諸国を含むインド太平洋地域への関与強化やウクライナ情勢をめぐり議論しました。
議長の林芳正外相は事実上の中国包囲網である「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想に言及し、実現のため「インドとの協力が重要だ」と強調。また、インド太平洋地域に関する議論を定例化し、連携強化していくことで一致しました。
一方、東南アジア諸国連合(ASEAN)との協力を強化していく上で、中国なども参加する「ASEANインド太平洋構想」(AOIP)に沿った協力を進めていくことが確認されました。「グローバル・サウス」と呼ばれる新興国・途上国との関係強化でも一致しました。
ウクライナ情勢について、厳しい対ロ制裁とウクライナ支援の継続に言及。ロシアのプーチン大統領によるベラルーシへの戦術核兵器配備を非難し、ロシアによる無責任な核の威嚇は受け入れられないと確認しました。








