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2023年4月16日(日)

ホタテ大量死 調査を

紙氏、死骸処理に支援要求

参院農水委

写真

(写真)質問する紙智子議員=13日、参院農水委

 日本共産党の紙智子議員は13日の参院農林水産委員会で、ホタテ大量死の原因究明と再発防止、経営支援策を政府に求めました。

 北海道網走市の能取湖でホタテの稚貝の大量死が発生しています。能取湖では、稚貝の養殖かごを9月から水中に沈め、越冬後の翌年4~5月に引き上げ、道内各地の漁協でも放流し、3年を経た成貝を水揚げします。

 紙氏が被害状況の報告を求めたところ、神谷崇水産庁長官は11日現在原因は不明で、ホタテの死骸は1億8200万枚、へい死率は91・1%、被害額は約6億8000万円だと明らかにしました。

 紙議員はホタテの死骸処理への支援策を質問。神谷長官は、一般廃棄物なので事業者の責任で処理することになると答弁しました。

 紙氏は、死骸処理は事業責任になるうえ生産者の収入が激減し、稚貝供給量が減れば、放流事業をおこなっている紋別漁協など他の地域にも影響が及ぶと指摘。稚貝生産者と稚貝を購入している漁協、生産者への支援、原因究明と再発防止策が必要だと主張しました。

 野村哲郎農水相は「関係者からの要望に応じて、救済措置、原因究明なり再発防止に向けて協力したい」と答えました。


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