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2023年4月15日(土)

国連総会に強い権限を

参考人質疑で岩渕氏が提起

参院外交・安保調査会

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 参院外交・安全保障調査会は12日、「国連改革」(安保理改革・専門機関の強靱〔きょうじん〕化)について参考人質疑を行いました。日本共産党の岩渕友議員は「国際政治は一部の大国ではなく、すべての国の政府が対等、平等に国際政治の主役となり、軍事同盟に縛られない非同盟・中立の流れ」になっていると主張しました。

 岩渕氏は、ロシアによるウクライナ侵略に対し、国連憲章に基づき加盟国が結束して解決の努力を続けていると指摘。欧州のリヒテンシュタインが提案した、国連安保理常任理事国が拒否権を発動した場合、国連総会への説明を義務付ける決議が採択されたことに言及し、より強い権限を国連総会に与えるべきではと提起しました。

 北岡伸一東大名誉教授は「総会により強い権限を与えることは難しい」としつつ、「悲観的にならず繰り返し、絶えず多数で議論していくことが必要だ」と発言。「北朝鮮制裁決議を見ても、歴史というのは行ったりきたりを繰り返しながらちょっとずつ進むものではないか」と指摘し、長い時間をかけて他国に働きかけ改革していくことはできると語りました。


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