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2023年4月15日(土)

米軍の軍事作戦補完

防衛省設置法改定案が成立

参院外防委で山添氏反対討論

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(写真)質問する山添拓議員=13日、参院外防委

 自衛隊の電磁波領域の態勢強化やイージス・システム搭載艦の人員確保・養成などを盛り込んだ防衛省設置法改定案が14日、参院本会議で、自民・公明などの賛成多数で可決・成立しました。日本共産党は反対しました。

 日本共産党の山添拓議員は13日の参院外交防衛委員会で、反対討論を行いました。サイバー防衛隊を150人増員する計画について、兵器の通信網強化が進む中で「自衛隊が米軍と共同で軍事行動するための基盤の維持・強化をはかるものだ」と批判しました。

 また、イージス・システム搭載艦に関し、破綻したイージス・アショア配備計画の反省もなく、巨額の費用をかけて転用をはかるものだと指摘。「ミサイル防衛と敵基地攻撃を一体にする、米国のIAMD(統合防空ミサイル防衛)の一翼を担い、米軍の軍事作戦を補完することになる」と主張しました。

 山添氏は、米中対立が激化する中、米軍の優位を維持・強化する軍事戦略に日本を組み込むことにつながるとして、「いま行うべきは、対立をあおることではなく、平和外交の実践だ」と語りました。


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