2023年4月15日(土)
GX推進法案 審議入り
岩渕氏「省エネ・再エネこそ」
参院本会議
![]() (写真)質問する岩渕友議員=14日、参院本会議 |
原発回帰と石炭火力延命を含む「GX(グリーントランスフォーメーション)実現のための基本方針」を具体化する「GX推進法案」が14日、参院本会議で審議入りしました。日本共産党の岩渕友議員は「省エネを思い切って進め国産の再生可能エネルギーへの速やかな転換が経済発展に必要だ」と主張しました。
岩渕氏は、G7(主要7カ国)の中で日本だけ石炭火力発電の廃止期限を決めていないと指摘。「今年のG7議長国である日本が、世界の足を引っ張るようなことをしてはならない」と政府の認識をただしました。西村康稔経済産業相は「直ちに急激な石炭火力の抑制策を講じれば、電力の安定供給に支障を及ぼす。当面は高効率な石炭火力発電を活用する」などと答弁しました。
岩渕氏は、岸田政権が原子力基本法を改定し、将来にわたり原発を推進・支援することを「国の責務」としたことを「福島第1原発事故の反省も教訓も忘れた暴走だ」と追及。西村GX担当相は、原子力を活用していくうえで福島第1原発事故の経験や反省、教訓を忘れずエネルギー政策を進めるのは、政府の一貫した方針だなどと強調。「被災者の心の痛みに向き合い、福島の復興に取り組むことは原子力を活用してきた政府の責務だ」などと発言し、原発回帰の姿勢を崩しませんでした。









