2023年4月13日(木)
普天間基地返還合意27年 沖縄
宜野湾市長にデニー知事
「県民は一日も早い危険性除去を望んでいる」
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日米両政府による米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の返還合意から27年となった12日、沖縄県の玉城デニー知事は県庁で松川正則宜野湾市長と会談し、「県民は普天間基地の一日も早い危険性除去を望んでいる」として、政府に同基地の早期閉鎖・返還に取り組むよう求めていくことを強調しました。
会談でデニー知事は、名護市辺野古の米軍新基地建設反対を訴えるため3月に訪米した際、米国務省と国防総省の当局者らに県民が普天間基地の一日も早い危険性除去を求めていることを伝達したと紹介。返還合意から27年となったことは「あまりにも時間がかかりすぎている」と述べ、日米両政府に「危険性除去に真剣に具体的に進めてほしいということをこれからもお願いしていきたい」と語りました。
またデニー知事は、米軍機による騒音被害など市民や子どもたちが抱える生活の不安を払拭(ふっしょく)するため、県内の基地所在市町村と連携して要請を重ねていくとしました。