2023年4月11日(火)
道府県77人・政令市93人当選
愛知で議席回復、大阪議席守り抜く
9日投票の統一地方選前半戦の開票が10日未明に完了し、41道府県議選と17政令市議選の当選者が確定しました。日本共産党は、道府県議選で新潟、長野の推薦2人を含め、77議席を獲得し、前回比22減となりました。政令市議選での党議席は同22減の93人となりました。
日本共産党の得票数は、道府県議選で154万6576票、昨年参院選比例比で132・5%でした。
道府県議会で前回唯一党議席が空白だった愛知で議席を回復。定数減の大阪で1議席を守りました。一方、新潟、福井、静岡、福岡、熊本の5県で新たに空白となりました。
道府県議選で議席を増やした県としては愛知が1議席を獲得したほか、千葉が現有2議席から4議席へ倍増。無投票当選も含め、山梨と広島でもそれぞれ1議席から2議席に前進しました。岡山、山口では現有2議席から3議席へ、長野と高知では、現有5議席から6議席へそれぞれ議席を増やしました。高知では全員当選でした。また、青森の3議席など13県が現有議席を維持しました。
一方、埼玉、神奈川、兵庫、京都、奈良、和歌山でそれぞれ3議席を減らすなど19道府県で議席減となりました。
政令市議選では、千葉、堺、広島の3市で前回比1議席を増やしました。一方、横浜や京都など11市で議席を減らしました。神戸、新潟、熊本は前回当選時の議席数を確保しました。
無投票を除く定数2の県議選の選挙区で党の候補が勝利したのは、埼玉県西5区(ふじみ野市・三芳町)、高知県南国市、四万十市の3選挙区でした。
今回の道府県議選で、他党は、自民党が前回比5減の1153人、公明党が3増の169人とほぼ同水準を維持する一方で、日本維新の会が兵庫、奈良、京都、神奈川などで大幅に議席を増やし、地域政党「大阪維新の会」と合わせて前回当選の67人から124人へ57議席を増やしました。維新は、大阪府議会で過半数を維持するとともに、大阪市議会でも初めて過半数に達しました。
立憲民主党は前回比67増の185人となりました。国民民主党は52減の31人、社民党は19減の3人、参政党は4人が当選しました。








