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2023年4月10日(月)

副文科相 無反省答弁

LGBT差別発言 宮本岳志氏ただす

衆院文科委

写真

(写真)質問する宮本岳志議員=5日、衆院文科委

 日本共産党の宮本岳志議員は5日、衆院文部科学委員会で、LGBTなど性的少数者に関する簗和生副大臣の姿勢をただしました。

 簗副大臣は「LGBT理解増進法案」をめぐり「LGBTが種の保存に背く」と発言したと報じられました。同氏は3月の同委で、一般論として当事者を傷つけるものでないかと問われても、「仮定のことで答弁を控える」と拒否しました。

 宮本氏は、文科省が生徒指導の議論・考え方などについてまとめた「生徒指導提要」を含む初等中等教育を担当する副大臣は「誰なのか」と質問。簗氏は「教育担当の私」と答弁し、「性的指向などを理由とする差別的取り扱いについては、現在では不当なことであるという認識が広がっていますが、いまだに偏見や差別が起きている」「教職員自身の理解を深めるとともに、心ない言動を慎むことはもちろん、人権感覚を身に付けていくことが求められている」と提要の一部を読み上げました。

 宮本氏は「副大臣は『差別的な取り扱い』は『不当なことであるという認識』を広げる先頭に立たねばならない」と主張し、「LGBT理解増進法案」をめぐり自民党内で議論が止まっていることは「望ましくないとの認識はないのか」と追及。簗氏は「多くの国民の意見、国会での議論を受け止めて進めていくことが重要」と答えました。


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