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2023年4月9日(日)

なんだっけ

異次元の少子化対策って?

日本共産党の子育て支援策(一部)
子ども医療費無償化 年間約5000億円
学校給食無償化 年間約4600億円
高等教育無償化パッケージ 年間約1兆8000億円
▶学費半額(大学、短大、専門学校)▶入学金ゼロ▶給付型奨学金(75万人分)▶全ての奨学金無利子
返済中の奨学金半額免除 総額約3兆8000億円

 Q 岸田文雄首相が「異次元の少子化対策(試案)」を出したというけど、どんな中身なの?

 A これまで新日本婦人の会や日本共産党が求めてきた子どもの医療費助成を実施している自治体へのペナルティー廃止や、保育士配置基準の引き上げなど前進面もあります。ただし、国の制度としての子ども医療費無料化や世界でも高い大学の授業料引き下げには踏み込まず、とても「異次元」とは言えない内容です。義務教育の給食費無償化も「課題の整理」にとどまっています。

 Q 大学院の修士課程に「出世払い制度」ができるというけど?

 A 在学中は、日本学生支援機構が授業料を立て替え、卒業した後で返済する学生ローンにすぎません。出世払いといいながら、卒業後半年たつと収入がなくても返済が始まり、年収300万円を超えると所得に連動して返済額が増えていきます。年収300万円で年間10万円近く返済することになります。安心して学ぶことも、ゆとりをもって子育てをすることもできません。

 Q 子どもを安心して生み育てられる社会に必要なことは?

 A 第一に、世界的にみても少ない子ども・子育て予算の抜本的な引き上げです。日本共産党は財源も示して、子ども医療費や給食費、高等教育の無償化を提案しています。同時に、大企業のもうけ優先で社会保障や雇用を破壊したり、自己責任を押し付けたりする政治を変え、すべての人の命と健康を守る社会を実現することが重要です。

 (2023・4・9)


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