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2023年4月9日(日)

在日米軍 存在議論を

「安保3文書」 赤嶺氏が主張

衆院憲法審

写真

(写真)発言する赤嶺政賢議員=6日、衆院憲法審査会

 衆議院憲法審査会は6日、自由討議を行いました。自民党の新藤義孝議員は、憲法に自衛隊を明記する9条改憲を主張。立憲民主党の中川正春議員は、岸田政権が進める敵基地攻撃能力の保有は「憲法規範を超えるものではないか」と述べました。

 日本共産党の赤嶺政賢議員は、「安保3文書」の議論で欠かせないのは在日米軍の存在だと強調し、在日米軍は空母打撃群や海兵遠征軍を前方展開させ、トマホークを搭載したイージス艦、数百の戦闘機、強襲揚陸艦が「いつでも出撃できる体制をとっている」と指摘。先制攻撃戦略を公然と掲げ、国際法違反の侵略戦争を繰り返してきたアメリカの強大な軍事力が周辺国に脅威を与えてきたと述べ、米軍に加え、自衛隊も敵基地攻撃能力を保有すれば「周辺国にとって脅威が拡大する」と批判しました。

 また、アメリカが同盟国を巻き込んで、敵基地攻撃とミサイル防衛を一体化させた統合防空ミサイル防衛=IAMDを構築しようとしていると指摘。政府がトマホークを搭載する計画のイージス艦は、今でも米軍と一体に運用されていることを示し、「日本の敵基地攻撃能力は、IAMDに組み込まれ、米軍の指揮統制のもとで運用される」と強調しました。


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