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2023年4月4日(火)

激戦区の様相

給食無料化 県でも必ず

群馬県議選 高崎市区(定数9)

写真

(写真)大沢あや子(48)=新

 日本共産党が1増の3議席を目指す群馬県議選。高崎市区(定数9)では新人の大沢あや子さん(48)が、伊藤祐司県議からバトンタッチします。

 30代から40代の7氏を含む、有力11氏が立つ激戦区です。前回5人が当選した自民は今回6人を推薦・公認。公明新人は組織を固め、立憲民主からは補選で6万票をとった候補など現職2人が出ます。

 他候補は「赤旗」読者にも「落選の危機だ」「今回はうちに」と声をかけ、誰もが必死です。

 伊藤県議の前回票は、1万1000票で8位。前々回から3000票減らしています。今の支持拡大数は前回を下回っており、議席獲得はまだ見えません。

 県議会50人のうち、党はわずか2議席。しかし▽18歳までの医療費無料化▽PCR検査拡充▽複合施設Gメッセをワクチン接種センターにし働く世代の接種率を上げる▽かつて公害を生みだした東邦亜鉛の有害スラグ(金属精錬の残りかす)を告発し、自主的な回収を始めさせるなど県政を動かしてきました。

 事実上のオール与党体制の中で抜群の力を発揮できたのは、市民の運動と結んできたからです。

 学校給食費無料化については、党が公約に掲げ活動する中で、県内の9割を超える市町村に補助が広がりました。「次は県が無料化する番です」。大沢候補は意気込みます。

 初めて会う子育て世代の人と対話が弾み、街頭宣伝を聞いた中学生は「大沢さんが学校でうわさになっている」と話しかけてくる―。「政策はガッチリかみ合う。県議会で実現したい」と大沢候補。

 「党議席を必ず引き継ぐ」。支部は奮闘しています。支部会議を開き励ましあい、党員や後援会員に声をかけ参加者を広げています。(林直子)


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