2023年3月31日(金)
大阪経済 カジノ不要
討論会 清水氏、再生策を提起
![]() (写真)大阪青年会議所の討論会で経済成長策を語る清水前衆院議員(右から2人目)=29日、大阪市内 |
大阪市の課題や展望を語る大阪青年会議所主催の討論会が29日、同市内で開かれ、日本共産党の清水忠史前衆院議員がカジノに頼らない大阪経済の活性化策を縦横に語りました。
大阪市議・府議など7党の関係者が出席し、維新・公明以外の多くがカジノに反対の立場を表明しました。
参加した多くの青年経済人たちの注目点は、大阪経済の今後でした。清水氏は、経済成長を妨げる府民の可処分所得の低さや府の商工予算の大幅減にふれて、「万博やIR(カジノを中核とする統合型リゾート)をテコにした開発頼みでいいのか。内需拡大と賃上げで現状打開を」と提起しました。
経済成長の具体策について清水氏は、(1)再エネ・省エネを促進する「グリーン革命」で、太陽光パネルの設置や工場・住宅の断熱化を進めて投資を呼び込む(2)男女の賃金格差の解消などジェンダー平等の徹底(3)親の介護離職者の増加による企業や経済の損失をなくすために、ケア労働者の処遇改善など医療・介護・福祉の充実をはかる―など、豊かに展開しました。
「カジノと違って、(この3点で)誰も不幸にすることなく大阪経済を再生できる」と力説しました。









