2023年3月31日(金)
激戦区の様相
保健所発祥の地 再建必ず
埼玉県議選 所沢市区(定数4)
![]() (写真)城下のり子(57)=新 |
埼玉県所沢市の駅頭で、日本共産党の城下のり子県議候補(57)は「給食費を無料に」「男女の賃金格差をなくしましょう」と呼びかけます。そっとビラを受け取る会社員、自転車を止め話しこむ女性。城下氏は「ギリギリの生活の方がたくさんおられます。対話でつながりたい」と意気込みます。
埼玉県議選・所沢市区(西1区)は、定数4に有力5氏が立つ激戦区。前回2人を立て1人が落選した自民党は、今回現職1人に絞ります。無所属新人は前県知事が推薦。市内では統一協会の反共ビラも確認され、“共産落とし”の様相です。
保健所発祥の地でありながら、前知事は2010年、所沢保健所を廃止しました。県議会で存続を求めたのが共産党の柳下礼子県議です。いま、城下候補はじめ、多くの候補が保健所新設に言及しています。
人口34万人の同市。新型コロナで、保健医療の手薄さが明らかになりました。保健所再建を求める党市委員会の署名には、1万2千人が賛同。党は現在も署名を集めています。
前回5人から6人に躍進した党県議団は▽保健所や児童相談所など県職員を284人増やす▽県内医師を確保するため医学生への奨学金を創設し136人の医師を生む―などを実現してきました。
命とくらしを守る柳下県議の宝の議席を引き継ぐため、党支部は支持拡大に全力をあげています。
市議6期24年の城下候補。保護者から相談され、肢体不自由児も特別支援学校に通えるようにするなど、柳下県議と一緒に県政を動かしてきました。
「いま軍拡したら、福祉はもっと切り捨てられる。だから、どうしてもこの選挙に勝たなければ。なんとしても勝ち抜く決意です」(林直子)









