しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年3月31日(金)

議員任期延長改憲案 共同発表

維新「発議エンジン役」

 日本維新の会と国民民主党、衆院会派「有志の会」は30日、「緊急事態」で国会議員の任期を6カ月延長することができる改憲条文案を共同で発表しました。

 3会派は、(1)議員任期延長について、憲法審査会において他党派との速やかな合意形成に努める(2)議員任期延長以外の国会機能維持のための措置にかかる規定などの条文案について今国会中の成案を得ることを目指す(3)緊急政令及び緊急財政処分にかかる規定についても、条文案の作成に向けて検討を進める―3点を「合意書」で確認しました。

 条文案は「緊急事態」を(1)武力攻撃(2)内乱やテロ(3)自然災害(4)感染症の大規模まん延―などと規定。広域な地域で70日以上、国政選挙の実施が困難になったと内閣が判断すれば衆参両院で3分の2以上の議決を経て、議員任期を6カ月延長できると定めています。

 日本維新の会の馬場伸幸代表は「改憲発議ができるよう、エンジン役を担っていきたい」と発言。また、岸田文雄首相が総裁任期中(来年9月まで)の改憲実現を公言していることをあげ、「国民投票まで時間がない。改憲発議に向けた仕事をすることを自民党に期待したい」と主張しました。

 国民の玉木雄一郎代表は「自民党は具体的な成案づくりに協力してほしい」と語りました。


pageup