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2023年3月30日(木)

7中総以来のすべての実践と成果を総発揮し、統一地方選挙勝利に実らせよう

3月29日 7中総決定推進本部

 全党のみなさん。

 統一地方選挙の火ぶたが切られました。31日には道府県議選・政令市議選が告示を迎えます。

 住民の命と暮らし、平和と民主主義がかかっています。コロナ禍、物価高騰の中で国民の苦難軽減に献身してきた党、1世紀にわたり反戦平和の旗を掲げて奮闘してきた党の本領を発揮し、この選挙をたたかいぬこうではありませんか。

厳しい条件でのたたかいだが、勝利への活路はある

 選挙戦は、道府県議選も、政令市議選も、このままのとりくみの延長線上では、現有議席を確保できず、後退する危険があるという状況から脱していません。“野党共闘で政権交代を”と打って出たことに対する大きな反動の流れの中で、2021年の総選挙、22年の参議院選挙、そして今回の一連の反共キャンペーンが行われるもとでのたたかいであること、奮闘してきたものの党づくりの遅れを打開できていないことは、わが党にとって厳しい条件となっています。

 同時に、これからの頑張りいかんで勝利の活路をひらくことができることに確信をもって、たたかいぬくことが重要です。

 第一は、わが党の地方議員団の値打ちです。草の根の運動と密着した日常的な頑張りが有権者に伝わったところでは、“素晴らしい働きをしている”との評価が寄せられます。住民運動と結んで政治を前に動かす役割、悪政の「防波堤」となる役割、自治体のゆがみを正す役割を、「オール与党」との対比、自民・公明・維新など妨害勢力との対比で鮮明に押し出すなら、必ず共感と激励が広がる選挙となっています。

 第二は、平和の問題を丁寧に訴えれば、深いところから党への期待が広がることです。28日付の東京新聞は1面トップで、朝日新聞は政治面トップで、わが党の国会質問に注目し、敵基地攻撃能力の保有は憲法違反という根本問題を報道しました。わが党は、衆参両院で一貫して本質を突く追及を行い、草の根の党支部が署名や宣伝にとりくんできましたが、それがメディアにも影響を与え、選挙の争点へと押し上げつつあります。

 「しんぶん赤旗」春号外を、大軍拡の本質と平和の対案、党の真の姿を伝える戦略的資材として読み合わせ、一枚残らず配布し、対話でも語り広げましょう。自公とともに、国でも地方でも悪政を推進し、自民党以上に大軍拡と改憲の“突撃隊”となってきた維新の会の正体を告発し、平和の審判を訴えましょう。

 わが党ならではの攻勢的な政治論戦を最後まで貫いて、勝利をつかもうではありませんか。

「手紙」での変化を生かし全党の総決起を――最後まで担い手を広げぬこう

 全党のみなさん。

 1月の7中総決定以来、「130%の党」をつくるための全党の支部・グループへの「手紙」について、8割強の支部が討議し、4割近くの支部が「返事」を出して、“強く大きな党をつくって選挙に勝ち、選挙に勝った力でさらに大きな党をつくろう”と実践にふみだしています。それは党活動に新しい息吹をつくりだしています。“戦争か平和かの歴史の岐路、党の灯を消してはならない”とこの間にない職場支部が立ちあがり、青年・学生分野での未来ある変化も生まれています。そのすべてを、いま統一地方選挙の勝利に向かう力にし、全党が総決起しようではありませんか。

 わが党の主体的なとりくみの到達点は、支持拡大で目標の33%、「折り入って作戦」で後援会員の33%と大きな距離を残しており、全有権者規模の大量宣伝でも他陣営を凌駕(りょうが)する大奮闘が求められていますが、すべての支部と党員が立ちあがり、支持者、後援会員、「赤旗」読者へと担い手を広げぬくなら、現状を打開することは十分できます。

 そのために、選挙区ごとのリアルな情勢判断、厳しい現状とともに活路があることを伝え、党と後援会に徹底することがカギとなります。情勢判断とスローガン、「あと5人、10人と支持を広げてほしい」というよびかけを入れた後援会ニュースを全選挙区で作成し、「折り入って作戦」に最後までこだわって党候補への支持を広げに広げましょう。ボランティアを募り、街頭宣伝、SNS発信などへの協力も広げましょう。党員・「赤旗」読者拡大の前進で、投票日となる4月を迎えましょう。

 これまでの頑張りでつくりだしてきた可能性をすべて生かし切って、必ず勝利をつかみとろうではありませんか。


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