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2023年3月30日(木)

激戦区の様相

県政のゆがみを正す議席を

山口県議選 山口市区(定数6)

写真

(写真)かわいきよ(62)=元

 山口県議選山口市区(定数6)で、日本共産党の元県議、かわいきよ予定候補(62)が4年ぶりの議席回復に挑みます。山口市議から8年前に初当選し、同区で初の女性県議と初の党議席を実現。前回、次点で落選し、男性の県議ばかりに戻るなか、「山口市から再び女性県議を」と期待が広がっています。

 選挙戦は定数6に対し、有力8氏が立候補する見通しです。女性は、かわい予定候補1人。自民と自民系、公明は1増の6議席独占を狙い、企業・団体回りを徹底しています。

 かわい陣営は対話やビラの全戸配布、宣伝が浸透し、期待が急速に広がっています。

 宣伝に手を振った女性は、かわい予定候補に語りました。「軍事費に(5年間で)43兆円なんて狂っている。この軍拡に反対する共産党の議員を増やさないと大変なことになると思って、みんなに話しています」

 中国電力が県東部の上関町に建設を狙う上関原発。県議会は原発推進派が多数です。

 山口市の女性(59)は応援演説でかわい予定候補が原発に強く反対してきたから応援しているとし、「子どもや女性の視点で考える人です。弱い立場の人が生きやすい社会を実現するには、かわいさんのような心ある女性の議員が必要です」と呼びかけました。

 議長らの送迎に2090万円の高級車を購入し、県庁ぐるみの選挙違反も発覚。かわい予定候補は「県民の感覚とかけ離れた県政のゆがみはオール与党の山口市選出の議員では正せない」と訴えます。

 山口市議のとき、議会で共産党だけが取り上げ、多くの市民の声で要求が実現しました。かわい予定候補は「市民の願いが大きく広がり、それを代弁する議員がいれば実現する。政治は変えられます」と呼びかけます。

 (酒井慎太郎)


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