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2023年3月30日(木)

激戦区の様相

静岡全県で給食無料の好機

静岡県議選 浜松市中区(定数4)

写真

(写真)ひらが高成(68)=元

 「都道府県レベル初の学校給食無料化のチャンス」。静岡県議選浜松市中区(定数4)では、議席奪還をめざす日本共産党の、ひらが高成予定候補(68)を先頭に大攻勢をかけています。現職の鈴木せつ子予定候補(静岡市葵区)と複数議席を勝ち取れば無料化実現のめどが見えてくるからです。

 中区は、ひらが予定候補のほか自民現職2人、国民民主系新人2人(現職市議・元市議)による有力5氏が争う大激戦です。

 自民は国会議員と一体に各団体を回る組織戦を展開し、ポスター張りで先行。国民民主系は連合を動員するなど、共産党を落として浮上を狙っています。

 鈴木県議、ひらが予定候補らが繰り返し求めてきた学校給食無償化は、川勝知事が1月4日に無償化検討を、初めて表明。ところが、自公が多数を占める県議会で、新年度予算に給食無償化は盛り込まれませんでした。

 ひらが予定候補が街頭で訴えます。「共産党が1議席でも住民の運動とともにここまで変化をつくった。私が当選し、複数議席になれば知事の背中を押し、無償化は実現できます」

 党の市民アンケートにかつてない約2千通の返信が。浜岡原発再稼働、大軍拡・大増税、津波浸水域に370億円ドーム球場建設計画はいずれも反対が5割超。ひらが選対は「住民の願いに合致するのは、ひらが氏だけ。党の訴えをどれだけ広げるかだ」と言います。

 ある支部は、約400人の結びつきをもつ党員が大病を患い支持拡大が困難に。「どうする宝の名簿」と議論し、3人が電話かけデビュー。「心臓がばくばく」しながらの奮闘が対話の飛躍を促しています。

 応援団長の藤林あみさんが歌う「ひらが応援ソング」も通行人が思わず振り向くパワーがあります。新しい層への働きかけも工夫しています。

 (吉岡淳一)


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