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2023年3月25日(土)

イージス搭載艦 人員増

衆院本会議で可決 赤嶺氏中止迫る

 自衛隊の電磁波領域の体制強化やイージス・システム搭載艦の人員確保・養成などを盛り込んだ防衛省設置法改定案が24日、衆院本会議で自民・公明両党などの賛成多数で可決されました。日本共産党は反対しました。

 日本共産党の赤嶺政賢議員は23日の衆院安全保障委員会で、イージス・システム搭載艦の総経費が、改修コストを理由に断念したイージス・アショア(陸上イージス)以上に膨れ上がっていると指摘。防衛省が明らかにしているだけで6000億円に上り、維持整備費を含めれば1兆円を超えるとの指摘もあると述べ、その理由をただしました。

 防衛省の川嶋貴樹整備計画局長は「アショアになかった各種能力を付与する」として、長射程化した12式地対艦誘導弾などを搭載する計画を示しました。

 赤嶺氏は、同艦用の港湾施設整備も計画されているとして、詳細を明らかにするよう要求。川嶋局長は、港湾以外に火薬庫や試験設備なども整備するとし、整備場所は「現時点で示す段階にない」と答弁しました。

 赤嶺氏は、防衛省が住民合意を置き去りに計画を進めた陸上イージスの失敗から「何も学んでいない」と批判。計画の中止を主張しました。


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