2023年3月24日(金)

弱い人の立場に立つ　たつみ候補を知事に

大阪　吉良参院議員が訴え

（写真）たつみコータロー知事候補（右）の勝利を訴える吉良よし子参院議員＝２３日、大阪市天王寺区

　大阪府知事選が２３日告示（４月９日投開票）され、「明るい民主大阪府政をつくる会」の、たつみコータロー候補（４６）＝無所属、日本共産党元参院議員＝が立候補しました。大阪市の天王寺ミオ前の第一声で「対立と分断の維新政治を終わらせ、希望ある大阪をあなたと一緒につくります」と訴え、拍手と声援に包まれました。

　７人の府民がリレースピーチで子育て、障害者福祉や教育、医療、若者、女性の願いを訴え。たつみ氏は、立候補表明から大阪中の府民と直接対話して聞いてきた「こんな大阪がええ」という願いを全てかなえたいと決意を述べ、「府民の希望を奪うカジノ計画を止めよう」と力を込めました。

　日本共産党の吉良よし子参院議員が駆け付け「森友学園問題の国会追及でも見せた抜群の論戦力と調査力。社会の中で置き去りにされている弱い立場の人たちを絶対に見捨てず寄り添い、共に怒る、熱い心を持つ政治家です。これほど府知事にふさわしい候補はいない」と激励。清水忠史前衆院議員、石川たえ、うち海公仁の両府議もあいさつしました。

　現職の吉村洋文氏（４７）＝大阪維新の会代表＝との争いで、ほかに「アップデートおおさか」の谷口真由美氏（４８）＝無所属＝らが立候補しました。

維新吉村候補　カジノ居直る

　吉村氏は大阪市内での第一声で、カジノを中核とする統合型リゾート（ＩＲ）について、「（相手候補は）批判ばかりいうから、僕は正面から訴えていく。ＩＲは大阪に必要」と開き直り。「カジノは（ＩＲ全体の床面積の）３％」にすぎないとして、ＩＲの収益の８割を占めるカジノが抱える問題点を小さくみせようとし、ギャンブル依存症などの釈明に終始しました。