2023年3月24日(金)
退職拒否 不利益課さず
グーグル日本、団交で回答
JMITU支部に
グーグル日本法人の労働者でつくるJMITU(日本金属製造情報通信労働組合)アルファベットユニオン支部は22日夜、会社にリストラ施策の見直しなどを求めて団体交渉を行いました。退職合意にサインしなかった労働者に対して不利益な扱いをしないことなどの回答を引き出しました。
グーグルは世界規模の人員削減をすすめており、日本でも3月2日にリストラ対象者に退職勧奨のメールを送信。社内に役割がなくなると通告して退職合意を求め、すでに締め切られています。
組合側は、経営状況の開示など人員削減の必要性について説明を要求。組合との協議・合意なしにリストラを行わないよう求めました。
団交で、会社側は、育児休暇中の女性などにも退職勧奨メールを送っているとの組合側の指摘を認めました。
会社側は、指名解雇ではないと主張し、明確に退職を拒否した労働者に繰り返しの退職勧奨は行わず、不利益を課さないとしました。リストラ対象者が組合員の場合は協議に応じるとしました。