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2023年3月24日(金)

オスプレイ陸揚げ

沖縄県に事前通告なし

赤嶺議員「分断につながる」

写真

(写真)質問する赤嶺政賢議員=23日、衆院安保委

 日本共産党の赤嶺政賢議員は23日の衆院安全保障委員会で、米海兵隊のMV22オスプレイが米軍那覇軍港(那覇市)への陸揚げと離陸を強行した問題で、米軍が那覇市には事前通告をしながら沖縄県には事後だったことを批判し、「すべての自治体に通告すべきだ」と要求しました。

 那覇市中心部の同軍港で、オスプレイ1機が18日に陸揚げされ、20日に離陸しました。県は米軍によるオスプレイなど航空機の着陸や訓練について明確に反対し、米軍に行わないよう繰り返し要求していますが、知念覚那覇市長は「訓練と移動は分けて考える」「抗議はしない」と発言しています。

 赤嶺氏は、米軍が陸揚げの際、県に事前通告をしなかった理由を質問。防衛省の深沢雅貴地方協力局長は「米の判断で那覇市限り」と答弁しました。

 赤嶺氏は、同空港周辺には国道58号があり県民の暮らしに大きく影響しているとして、「県も事前通告されて当たり前だ」と指摘。米軍機による那覇軍港使用に関する立場の違いによって情報提供するかを分けていると批判しました。浜田靖一防衛相は「常に平等に事前通告を要望している」と述べ、すべての自治体に情報が提供されるよう米軍と交渉していくと答えました。

 赤嶺氏は「『自治体によって事前通告をわけることは分断につながり、日本政府として容認できない』と米軍に言うべきだ」と強調しました。


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