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2023年3月24日(金)

平和の道 神奈川から

田村氏応援 県民の力で岸知事を

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(写真)聴衆の激励に応える岸氏(手前左)と田村氏(奥中央)=23日、横浜市中区

 神奈川県知事選が告示された23日、「平和で明るい神奈川県政をつくる会」が擁立する岸牧子氏=無所属新、共産党・緑の党推薦=が横浜市中区の桜木町駅前で、「戦争か平和かの分岐点に立つ今、第2の基地県の神奈川県政を、国言いなりの知事に任せるわけにはいかない。私は誰一人戦争に行かせないことに全力を尽くす」と第一声を上げました。日本共産党の田村智子副委員長・参院議員が応援に駆け付け、「カジノを止めた神奈川県民の力を結集し、今度は岸牧子知事を誕生させ、古い政治を変えよう」と訴えました。

 田村氏は、現職の黒岩祐治県政について、大企業誘致とリニア新幹線などの大型開発で経済を活性化しようとしているが、経済や産業はむしろ深刻な行き詰まりの状態だと説明し「企業のもうけを優先して利権にしがみつく古い政治を、市民と野党の力で変えていく時だ」と力説。古い政治の象徴が、横須賀市で新たに稼働予定の石炭火力発電所だと指摘し「石炭利権にしがみつくのをやめ、思い切って再エネ、省エネに投資する県に変えよう。若者といっしょに気候危機に真剣に向き合う岸牧子さんを押し上げよう」と話しました。

 田村氏は「命と暮らし、『公共』を立て直す仕事を、岸さんと一緒に共産党も進めていく」と訴え。国の方針に従って病院ベッド数削減、公立病院統廃合を進めて県の医療体制は全国最低レベルとなっていることを解明し「保健所職員、先生、保育所職員、役所職員も非正規に置き換え、若者からまともな給料がもらえる仕事を奪い続けてきたのが神奈川県だ。公務の非正規置き換えをやめ、安心して働き続けられる職場にし、公共を取り戻そう」と話しました。

 田村氏は「岸牧子さんへの一票は、岸田政権の大軍拡を許さない確かな一票だ」と強調。岸田政権が進める敵基地攻撃能力保有は日本に戦火を呼び込むものだとし、国の言いなりで県内の米軍基地強化を容認する黒岩氏を批判。「9条を生かした外交こそが平和をつくる現実的な道だ。9条を守る運動を、人生をかけてやってきた岸さんへ、『大軍拡やめろ』の声を集め、神奈川から平和の道を切り開こう」と呼びかけました。


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