2023年3月21日(火)
オスプレイ飛行強行
米軍那覇軍港 県の中止要請無視
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那覇市の市街地に位置する米軍那覇軍港に陸揚げされていた米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイ1機が20日、同軍港を離陸しました。米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)に移動しました。沖縄県からの飛行中止の要請を無視して強行しました。
オスプレイは18日に同軍港に陸揚げされました。沖縄県は、同軍港での航空機運用が「周辺住民をはじめ沖縄県民に大きな不安を与える」として、19日に防衛省沖縄防衛局に対し、陸揚げされたオスプレイが同軍港から飛行しないよう米軍に働きかけることなどを要請していました。
オスプレイは20日午前中から機体の整備が行われ、午後4時10分ごろ離陸しました。
沖縄県は米軍に対し、同軍港の使用主目的を「港湾施設および貯油所」とした日米合意に沿って厳格に運用を行い、オスプレイなど航空機の離着陸や訓練を行わないよう繰り返し求めてきました。
しかし、昨年6月に普天間基地所属のオスプレイ3機が那覇軍港に飛来。さらに昨年11月には船舶から陸揚げされた3機のオスプレイが同軍港から普天間基地へ飛行するなど、県の求めや使用主目的に反する米軍の横暴な運用が続いています。