2023年3月20日(月)
一方的「授業」やめよ
岩渕氏、海洋放出で追及
参院復興特
![]() (写真)質問する岩渕友議員=16日、参院復興特委 |
日本共産党の岩渕友議員は16日の参院東日本大震災復興特別委員会で、春以降に狙われている東京電力福島第1原発汚染水の海洋放出に関わり、経済産業省が全国の高校で「廃炉とALPS処理水について考える出前授業」を行っている問題について質問しました。
岩渕氏は、「海洋放出を政府が勝手に決めるのは、漁師の方の尊厳を損なうのではないか」との高校生の意見を紹介し、東電と経産省が2015年に福島県漁連に回答した「関係者の理解なしにはいかなる処分も行いません」という“約束”も示し、この約束や海洋放出への反対の声も授業で伝えているのかと質問。経産省福島復興推進グループの片岡宏一郎グループ長は「説明しているケースもあればしていないケースもある」と答えました。
岩渕氏は「この約束は大前提だ」と主張。福島県内のある高校では出前授業とは別に漁師から話を聞いた事例を示し、一方的な内容の出前授業はやめるべきだと求めました。
さらに、福島県の沿岸漁業は本格操業を目指す段階なのに「なぜ今、海洋放出なのか」との声があがっているとして、「海洋放出は撤回、少なくとも凍結すべきだ」と追及しました。









