2023年3月19日(日)
なんだっけ
大リーグのピッチクロックって?
Q 野球の米大リーグで始まったピッチクロックってなんなの?
A 今季から導入された新しいルールです。投手が球を受けてから走者なしで15秒、走者ありで20秒以内に投球しなければ、ボールカウントが一つ与えられます。走者ありでは、プレートを外せば2度まで時間の計測がリセットされますが、3度目はけん制でアウトにできなければ自動的に走者が一つ進塁します。打者は制限時間残り8秒までに打席で構えている必要があり、違反するとストライクが一つ増えます。現在開催中のワールド・ベースボール・クラシックでは適用されていません。
Q なんで導入したの?
A 試合時間の短縮が目的です。大リーグでは2012年から試合の平均時間が3時間を超えるようになり、21年は3時間10分で過去最長となりました。現地報道によると今季のオープン戦では最初の3日間の平均時間が2時間38分で、昨季オープン戦の平均と比べて23分間の短縮となったようです。
Q 選手の反応は?
A 今季からレッドソックスに移籍した吉田正尚外野手は2月26日のオープン戦で違反となり、「日本でのルーティンで入ると少し遅れる可能性が高い。同じミスをしないようにしたい」。ツインズの前田健太投手は「捕手のサインに首を振る回数も1、2回に抑えないといけない」と話していました。オープン戦当初は、九回裏2死満塁で打者が違反しそのまま試合終了となるなど違反者が相次ぎましたが、その後は減少傾向が続いています。
(2023・3・19)