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2023年3月19日(日)

顔認証を強制するもの

マイナ保険証義務化に倉林氏

参院厚労委

写真

(写真)質問する倉林明子議員=17日、参院厚労委

 日本共産党の倉林明子議員は17日の参院厚生労働委員会で、2024年秋の健康保険証廃止と、それに伴う短期証廃止の問題を追及しました。

 倉林氏は、マイナ保険証義務化は顔認証を強制するものだと批判。欧州連合(EU)では原則禁止、米国では州レベルで顔認証データに規制をかける法整備が進んでいると紹介し、「プライバシーを不当に侵害されることがないよう規制する法律がない。顔認証の利用拡大はやめるべきだ」と主張しました。

 さらに、現行の保険証によるオンライン資格確認が全体の98・3%を占めており、マイナ保険証でなくても保険証番号でのオンライン資格確認が可能であることを明らかにしました。また、顔認証カードリーダーを導入している医療機関で、正確な資格確認ができないなどのトラブルが起きている問題を示し、マイナンバーカードの強制に他ならない健康保険証の廃止はやめるよう迫りました。

 保険証廃止に伴い、国民健康保険料滞納者に発行されている短期証も廃止されることについて、「自治体の判断次第で直ちに10割負担となる可能性も否定できない」と懸念を示し、医療にアクセスできない無保険者を増やすことがあってはならないと主張しました。


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