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2023年3月19日(日)

ミサイル弾薬 搬入強行

沖縄・石垣駐屯地 市民が抗議

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(写真)市民の抗議の中、ミサイルの弾薬を運び出す車両=18日、沖縄県石垣市

 陸上自衛隊は18日、沖縄県石垣市にミサイル基地として新設した石垣駐屯地に、12式地対艦誘導ミサイルなどの弾薬の搬入を強行しました。弾薬が陸揚げされた民間の石垣港では、日の出前から市民約50人が集まり、「(戦争準備のために)私たちの美しい島々を汚さないで」「ミサイルよりも外交を」と抗議のシュプレヒコールを繰り返しました。

 「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」事務局の女性は、民間港を軍事利用する上に、輸送ルートも公表しない、市民の安全無視の弾薬搬入は許されないと強調。「私たちの島、沖縄の島々、日本を戦場にさせない」と訴えました。

 日本共産党の井上美智子市議は、沖縄戦の教訓にふれた上で「住民を守らないものをこの島に置くのは絶対に許されない」と訴えました。

 同日午前7時ごろ、弾薬などを積載した海上自衛隊の輸送艦おおすみが入港。火薬類を運搬中であると示した「㊋」の記号入りの大型車が18台下船しました。9時25分ごろに警察の機動隊30人が抗議を暴力的に排除し、港からの運び出しを強行しました。

 同市民連絡会によると、弾薬を積んだ車両の多くは観光客でにぎわう市内中心部を通過し、駐屯地に向かったといいます。


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