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2023年3月18日(土)

管理簿不記載 故意か

放送法文書 総務相“不適切だ”

参院委で伊藤氏

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(写真)質問する伊藤岳議員=17日、参院総務委

 松本剛明総務相は17日の参院総務委員会で、放送法の解釈をめぐる総務省の行政文書を「行政文書ファイル管理簿」に記載していなかった問題で「行政文書の管理が適切に行われていなかったと言わざるを得ず、大変遺憾に思っている」と述べました。日本共産党の伊藤岳議員への答弁。

 公文書管理法は、行政文書ファイルの管理を適切に行うため、分類、名称、保存期間などの必要な事項を帳簿(行政文書ファイル管理簿)に「記載しなければならない」と定めています。

 問題の行政文書が管理簿に記載されていなかったことは、16日の衆議院総務委員会の宮本岳志議員の追及で初めて明らかになりました。

 伊藤氏は、10日に総務省が文書の「精査結果」を公表した際に、「管理簿に記載されているかどうか確認しなかったのか」と追及。同省の今川拓郎官房長は「精査の過程で記載されていないことが判明した」などと答えました。

 伊藤氏は「行政文書の管理に関するガイドライン」では、職員が行政文書ファイルをまとめた時は、管理簿に仮記載しなくてはいけないと記されていると指摘。「(意図的に)記載させなかったことが予想される」として、不記載となった経過を報告するよう要求。松本総務相は「確認して報告できることは、速やかに国会に報告する」と述べました。


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