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2023年3月17日(金)

保育士配置改善迫る

高橋氏 「予算の捻出できる」

衆院特別委

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(写真)質問する高橋千鶴子議員=14日、衆院地域こどもデジタル特委

 日本共産党の高橋千鶴子議員は14日の衆院地域活性化・こども政策・デジタル社会形成特別委員会で、政府の少子化対策についてただしました。

 政府は「経済的支援」「幼児教育や保育の量・質の強化等」「働き方改革等」を柱に、こども政策の強化にむけた「たたき台」を3月末までにまとめます。

 小倉将信こども政策担当相は「子育て当事者や子どもを持ちたいと考える若者が直面する障害を取り除き、当事者が子どもと向き合う喜びを感じてもらえる社会をつくる」べく、「あらゆる課題を一気に前に進めるもの」と説明しました。

 高橋氏は、税と社会保障の一体改革で保育の質向上に充てるとした3000億円のうち、1歳児と4、5歳児の保育士配置の改善に必要な額を質問。内閣府の吉住啓作子ども・子育て本部統括官は「17年の試算で、国と地方の負担は、4、5歳児の職員で591億円、1歳児の職員で670億円」と答えました。

 高橋氏は、3000億円の半分で可能で、捻出できないはずはないと主張。小倉担当相は「保育の質・量両面からの強化は柱の一つ、総理から指示をいただいている」と答えました。

 高橋氏は、子育て世代の保育士の“産休に入るのもためらった”“この給与では進学させられない”などの声を紹介。子育てと仕事の両立をあきらめて離職させることがないように、配置改善を強く迫りました。


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