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2023年3月17日(金)

徹底追及 統一協会

北海道議選・自民・藤井候補 選挙はがきに“協会推薦”

19年の函館市議選で

 北海道函館市議会で自民系会派「市政クラブ」に所属する藤井辰吉議員(44)が2019年の市議選で、統一協会(世界平和統一家庭連合)の関係者から推薦されていたことが、16日までに本紙の取材で分かりました。藤井氏は4月の道議選・函館市区に自民党から立候補を予定しています。(統一協会取材班)


 本紙は、市議選で藤井氏の選挙事務所が市民に郵送した選挙はがきを入手。推薦者の欄に「世界平和統一家庭連合函館家庭教会」の団体名と個人名が書かれていました。藤井氏の経歴を紹介し、目立つ文字で「皆様からの応援、お願いいたします!」と支持を呼びかける内容です。

 本紙の取材に、藤井氏は「そこ(統一協会)の方が推薦者の中にいることは分かっていた」と認めました。

 推薦を受けた経緯については「19年の市議選の直前に、家庭連合の方から『応援する』という話があったので『ありがとうございます』と応じた。それまでは全く関わりがなく、函館家庭教会に行ったこともない。個人として応援してもらった」と説明しました。

 「選挙で支援を受けたことに問題があったのではないか」と聞くと、藤井氏は「個人の信条に関わることなので、口出しすることではない」と主張。霊感商法や高額献金、家庭崩壊など統一協会の反社会的な実態は「報道を通じて知った」として「今となっては不適切だった」と述べました。

 道議選に向けた自身の対応について「自民党の公認を得るにあたり、統一協会と関係を持たないことを宣誓した。統一協会から推薦や支援を受けることはない」としています。

 自民党北海道連青年局のホームページによると、藤井氏を青年局の副幹事長としています。

写真

(写真)推薦人の欄に「世界平和統一家庭連合函館家庭教会」と個人名がある藤井氏の選挙はがき(一部加工)


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