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2023年3月15日(水)

患者暴行 徹底調査を

滝山病院事件受け宮本徹氏

衆院厚労委

写真

(写真)質問する宮本徹議員=10日、衆院厚労委

 日本共産党の宮本徹議員は10日、衆院厚生労働委員会で、入院患者への暴行で看護師が逮捕された滝山病院(東京都八王子市)の事件を受けて、徹底的な調査を求めました。

 滝山病院(精神科)は、日常的な患者への虐待や医師の指示のない身体拘束、不適切な医療提供、非常に高い死亡退院率の実態が報じられています。患者側弁護士は、診療報酬不正請求の疑いがあるとして、保険医登録の取り消しを求めています。

 宮本氏は、東京都が昨年4回調査したが実態を把握できなかったとしていることから、予告なしの立ち入り検査を強化し、国が実地調査に入るよう求めました。

 同病院の朝倉重延院長が過去に院長を務めていた埼玉県の朝倉病院では、入院患者の不法な身体拘束や医療行為が問題となり、同院長は2001年に保険医の指定が取り消されています。宮本氏は、現在は保険医に再登録されているとして、所管する厚生労働省の判断が妥当だったのかと質問しました。

 加藤勝信厚労相は、保険医の取り消しから5年を経過した者や該当する刑の執行を終えた者は再登録の機会を認める対応をすると答弁。宮本氏は、結果的に同じような事態が繰り返されたとして、再登録の判断基準を厳格化すべきだと主張しました。


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