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2023年3月15日(水)

大阪市“虚偽説明”濃厚に

カジノ用地賃料 不当鑑定疑惑

市が「IR考慮外」指示

党市議団・たつみ氏会見

 日本共産党大阪市議団と、たつみコータロー知事予定候補(無所属)は14日、大阪市役所内で記者会見し、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)用地の賃料を不当に安くしカジノ業者を優遇している疑惑をめぐり、不動産鑑定評価から「IRを考慮外」としたのは大阪市の指示だったことを明らかにしました。大阪市側がこれまで行ってきた説明と異なる公文書の存在を示し、虚偽説明の疑いが高まったとしました。党市議団から山中智子団長、井上ひろし、長岡ゆりこの各市議が出席しました。


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(写真)会見する(左から)長岡、山中、たつみ、井上の各氏=14日、大阪市役所内

 大阪港湾局や松井一郎市長は、これまで鑑定業者の方から「IRは国内に実績がなく、鑑定評価するのは技術的に困難だ」とする意見を市が受けたと説明していました。ところが、「しんぶん赤旗」日曜版の情報公開請求で開示された資料で、大阪市が鑑定を依頼すると同時に「IR考慮外」という指示をしていたことが判明しました。

 山中氏は「意図的に不適切に土地を安く賃貸することで、市民に損害がかかることになる。納得いく説明と鑑定のやり直しを求めていく」と述べました。

 たつみ氏は、会見を受けて「カジノ誘致をめぐる新たな大問題を、知事選でも大きな焦点にしていく」との声明を発表しました。


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