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2023年3月14日(火)

核エネルギー手放そう

独ベルリン 反原発デモ

写真

(写真)反原発を訴え行進する参加者ら=11日、ベルリン(桑野白馬撮影)

 【ベルリン=桑野白馬】東京電力福島第1原発事故から12年となった11日、ベルリン在住の日本人で作る「サヨナラ・ニュークス・ベルリン」やドイツの反原発団体、自然保護団体が反原発を訴える集会を開きました。

 参加者は「原発はいますぐ閉鎖を」と唱和。自然エネルギーを象徴する手作りのかざぐるまを手に、市内を行進しました。

 反原発運動を応援したいと立ち寄ったミルコさん(43)は、災害だけでなくサイバー攻撃やミサイル攻撃で原発に異常が出れば「二度と元の生活に戻れない」と強調。「人間らしさと相いれないエネルギーは転換すべきだ」と話しました。

 集会に参加した左翼党のゲジーネ・レッチュ議員は本紙の取材に対し「日本に壊滅的な被害をもたらした出来事を常に思い出す」と述べ、広島・長崎に投下された原爆にも言及。「惨劇を二度と繰り返さないよう、核エネルギーを完全に手放す必要がある」と語りました。

 この日、ドイツ国内の約100カ所で反原発デモが行われました。


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