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2023年3月12日(日)

受刑者死亡事件調査を

本村氏 刑務官暴行死に絡み

衆院法務委

写真

(写真)質問する本村伸子議員=8日、衆院法務委

 日本共産党の本村伸子議員は8日の衆院法務委員会で、名古屋刑務所の刑務官による受刑者への「暴行等事件」について追及しました。

 名古屋刑務所では、2001年と02年にも刑務官による暴行で受刑者が死亡する事件が起きています。本村氏が、法務委員会に提出された死亡帳など資料の開示を求めたところ、破棄されていたことが分かりました。

 本村氏は、従来の監獄法から「刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律」へと抜本改正するに至るなど、国会を揺るがした大事件だとして、「それに関わる資料が廃棄をされたというのは大問題だ」と指摘。「後々にもしっかりと検証できるように資料は残しておくべきではないか」と迫りました。

 斎藤健法相は「行政文書の保管期間(当該文書は10年)において適切に管理していく」と述べるだけでした。

 名古屋刑務所視察委員会は、今回の事件が起こる以前の20、21両年度に事件について客観的第三者による調査を行うべきだとの意見を出していました。本村氏は「法務省は視察委員会の指摘を実行してこなかった。客観的第三者による調査を行うべきだ」と強く要求。斎藤法相は「重ねて貴重な意見をいただきながら適切に反映できていなかった」と認めました。


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