2023年3月12日(日)
復興予算 軍事に使うな
仙台で8団体リレートーク
![]() (写真)街頭でリレートークする参加者たち=11日、仙台市青葉区 |
東日本大震災復旧・復興支援みやぎ県民センターは11日、仙台市の商店街で「一人ひとりが大事にされる復興を」と3・11リレートークに取り組みました。
8団体の代表10人がマイクを握り、風評被害と汚染水の海洋放出、原発再稼働、被災者の医療費、放射能汚染廃棄物の焼却などの問題について次つぎに訴えました。
宮城災対連・東日本大震災共同支援センターの高橋正行代表は、被災地の生活と生業(なりわい)の再建は終わっていないと強調。岸田政権が進める復興特別所得税の軍事費への流用を厳しく批判し、「いま求められているのは戦争の準備ではない。被災地の経済と生活をしっかり戻すこと、再び起こるかもしれない災害への対策です」と訴えました。
日本共産党の嵯峨サダ子仙台市議は、災害公営住宅の家賃増について語り、「支援を切り捨てるのでなく、被災者のみなさんの生活と心に寄り添い厚くしていくことが必要です」と呼びかけました。
少し離れたところで訴えを聞いていた仙台市青葉区の男性(39)は「震災は終わったように見えて、今も原発とかいろんな問題が節目節目で出てきている。忘れないようにしなければなりません」と話しました。









