2023年3月10日(金)
大軍拡ノー 署名に次々
憲法共同センターが全国行動
平和憲法生かす政治 市民の願い
全労連や全日本民医連、新日本婦人の会などでつくる憲法共同センターは9日、岸田政権が狙う改憲や大軍拡・大増税に反対する「9の日」行動を全国各地で行いました。東京・新宿駅前の宣伝では参加者がマイクを握り、「平和憲法を生かした政治を実現しよう」とアピールしました。
![]() (写真)改憲や大軍拡・大増税に反対する署名への協力を呼びかける参加者=9日、東京・新宿駅前 |
宣伝で「憲法改悪を許さない全国署名」と「平和、いのち、くらしを壊す大軍拡、大増税に反対する請願署名」への協力を呼びかけると、次つぎと市民が立ち止まって署名にペンを走らせました。
東京都北区に住む女性(74)は、「大軍拡なんて絶対にダメ。戦争は許さないという意思を示したい」と署名しました。「すでに沖縄などでは、自衛隊のミサイル配備が進んでいると聞きました。戦争の準備ではなく、憲法を生かした平和の準備をしてほしい」
同新宿区の女性(77)は、税金の使い方に怒ります。「コロナ禍もきっかけに子ども食堂の利用者が増えるなど、格差と貧困が社会に広がっていると実感しています。ミサイル購入などの軍拡ではなく、私たちの暮らしにこそ税金を使ってほしい」と話しました。
全労連や全国商工団体連合会など各団体の代表がマイクでスピーチしました。
全国革新懇代表世話人の矢野裕(ゆたか)さん(元東京都狛江市長)は、岸田政権による敵基地攻撃能力の保有などが盛り込まれた安保3文書の閣議決定に抗議。「果てしない軍拡競争をする政治ではなく、平和憲法を生かした政治をみんなで実現しよう」と語りました。









