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2023年3月10日(金)

学術会議法改定案提出先送り

塩川議員が断念求める

 木原誠二官房副長官は9日、衆院議院運営委員会で、内閣が提出を予定している日本学術会議法改定案について「関係各方面との調整に時間を要しており提出を遅らせる」と述べました。

 日本共産党の塩川鉄也議員は、「学術会議改定法案は、学術会議自身が独立性を脅かすと強い懸念を示している」と指摘し「今国会への提出を断念すべきだ」と語りました。その上で「会議関係者との協議を行うべきだ」と主張しました。

 会員選考に政府が介入する仕組みを設ける同改定案に対しては、学術会議幹事会が断念を、日本のノーベル賞受賞者ら8人が再考を求めています。

 2月27日の衆院予算委員会で岸田文雄首相は、日本共産党の宮本徹議員の質問に対して、「今国会の提出を目指しているが、期限ありきではなく、学術会議と意思疎通を図りながら検討を進めていきたい」と答えています。


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