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2023年3月10日(金)

デニー知事 米連邦議員と面談

基地・PFAS 見解伝える

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(写真)記者会見する沖縄県のデニー知事=8日、ワシントン(島田峰隆撮影)

 【ワシントン=島田峰隆】米首都ワシントンを訪問している沖縄県の玉城デニー知事は8日、連邦議会の民主・共和両党の議員や補佐官ら合計7人と面談しました。デニー氏は名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する声や人体への有害性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)による基地周辺の環境汚染、「台湾有事」などに関して沖縄県の立場を伝えました。とりわけPFASについては、強い関心がよせられたといいます。

 ワシントン市内で会見したデニー氏によると、議員らからは「辺野古についてまずは事務所内でなにができるか考えたい」「PFASの問題については、議会でも議論しているところであり、タイミングとしてはちょうど良い。軍事委員会とも相談して調査できるか検討したい」などの回答がありました。

 デニー氏は台湾有事に関して「沖縄が二度と戦場になることがないよう平和的な外交、対話による緊張緩和、信頼醸成に取り組むことなどについて米国政府に求めるよう訴えた」と記者団に述べました。議員らからは「(米側で)一つの中国という原則を否定するものは誰もいない」といった反応があったといいます。


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