2023年3月9日(木)
2023国際女性デー
平和・ジェンダー平等へ
4年ぶり中央大会 世界中と手をつないで
日本で初めて国際女性デーが開催されてから100年を迎えた8日、全国各地で平和・ジェンダー平等の実現を目指し、世界の女性と連帯するアピール行動や集会が開かれました。2023年国際女性デー中央大会は「大軍拡より いのち・くらし第一に かえるな憲法 核兵器禁止条約への参加を 世界の女性と手をつなぎ、平和・ジェンダー平等へ!」をスローガンに4年ぶりに東京都内で開催し、オンラインで配信されました。中央大会に先立ち、東京で約200人が銀座パレードを行い、「大軍拡より命が大事」などとアピールしました。
![]() (写真)平和・ジェンダー平等の社会をと訴えてパレードする、国際女性デー中央大会参加者=8日、東京都中央区 |
主催者あいさつで柴田真佐子実行委員長(日本婦人団体連合会会長)は、岸田政権が狙う大軍拡、大増税を批判。「軍事対軍事では平和は実現しません。誰もが自分らしく生きられる平和・ジェンダー平等社会を実現させよう」と述べました。
国際女性デー研究の第一人者の伊藤セツ昭和女子大学名誉教授が「女性たちのたたかいが未来を拓(ひら)く 日本で100年目の国際女性デー」と題して講演しました。
各団体が国内の取り組み・活動を報告。海外の女性団体などの連帯メッセージが紹介されました。軍拡のための増税は許さないとする日本政府などへの二つの決議と、ロシアの蛮行などを口実にした軍備・基地強化に反対し、「軍拡より生活」を求めるアピールを採択しました。
日本共産党の倉林明子参院議員が連帯あいさつ。政党からの連帯メッセージが紹介されました。
国際女性デー 20世紀はじめに米国の女性が労働条件改善を求めて起こした行動を受けて、1910年、デンマークのコペンハーゲンで開かれた国際会議で創設が決まり、翌11年から各国で取り組みが始まりました。17年には行動が3月8日に統一され、今では女性の権利向上の到達を祝い、さらなる前進へ行動する日になっています。イタリアでは、この日にミモザを女性に贈る習慣があり、「ミモザの日」と呼ばれています。









