しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年3月7日(火)

「県民の声を届ける」

デニー知事の渡米出発式

写真

(写真)県議らの激励を受け、米国に向けて出発するデニー知事(前列右から3人目)=6日、那覇空港

 沖縄県の玉城デニー知事は6日、名護市辺野古の米軍新基地建設反対や有害な有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)汚染など基地問題の解決を訴えるため、米ワシントンに向け出発しました。那覇空港では出発式が開かれ、オール沖縄会議や県議会与党県議らが激励。デニー知事を大きな拍手で見送りました。

 デニー知事は出発式で、安保3文書や日米安全保障協議委員会(2プラス2)で沖縄を含む南西諸島の軍事力強化が確認されたことに「沖縄をめぐる状況はますます厳しさを増していると言わざるを得ない」と指摘。「アメリカに沖縄県民の声をしっかりと届け、沖縄県の発信を力強く進めていきたい」とあいさつしました。

 日本共産党の渡久地修県議団長は、安保3文書で沖縄が再び捨て石にされようとする中での訪米だとして「沖縄県民の命の重みを背負った大事な行動になる。沖縄を再び戦場にしてはいけない、新基地も造らせないと頑張ってほしい」と激励しました。

 デニー知事は記者団に対し、2プラス2の合意に沖縄県は納得していないとし、「十分な情報がアメリカに届いていない。沖縄の生の声、肌身で感じている話をアメリカ側に伝え、沖縄がなぜ対話による平和を求めているのかを訴えたい」と語りました。


pageup