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2023年3月6日(月)

石垣ミサイル基地ノー

沖縄 車両搬入に市民抗議

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(写真)「石垣島にミサイル基地はいらない」と訴えデモ行進する人たち=5日、沖縄県石垣市

 沖縄県石垣市の陸上自衛隊ミサイル基地が開設されようとする中、石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会は5日、「島々を戦場にさせない!全国集会」を同市内で開き、「ミサイルより戦争回避の外交を」と政府に求めるアピールを採択しました。約200人が参加し、「石垣島にミサイル基地はいらない」と市内をデモ行進しました。

 同日、建設されているミサイル基地への車両搬入が強行されました。市民が抗議する中、ミサイル発射装置とみられる資材などを含む車両は、石垣港から市街地を抜け、開設予定地まで公道を走行しました。

 集会では、市民連絡会共同代表で医師の上原秀政さんが「過去の戦争を繰り返してはいけない。ずっと反対を言い続ける」と強調しました。

 ミサイル基地に隣接する於茂登(おもと)地区の元公民館館長で農家の嶺井善さんは、搬入された車両を見て「これから隣り合わせで生きていかないといけないのかと複雑な思いだ」と語りました。「島全体、沖縄全体、日本全体で考えてもらえたら、こういう問答無用の争いをつくる流れは止まると思う。今まで通り自然とともに農業をしたい」と訴えました。

 陸自ミサイル基地が配備された宮古島や県内各地、全国からの参加者が「ミサイルで平和は守れない」と連帯を表明しました。

 石垣島在住の女性(75)は、車両搬入に「怒りでいっぱいだ」と語り「島を犠牲にするミサイルは来ないでほしい」と話しました。


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