2023年3月4日(土)
デニー沖縄知事 訪米へ
新基地反対・平和外交訴え
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沖縄県の玉城デニー知事は3日、県庁で記者会見し、名護市辺野古の米軍新基地建設反対や有害な有機フッ素化合物PFAS汚染など基地問題の解決を米国に直接訴えるため、6~11日に訪米すると発表しました。
基地問題に関するデニー知事の訪米は、2018、19年に続き3回目。デニー知事は「どのような状況になろうと県民は辺野古新基地建設にずっと反対の意思を示し続けていることを強く訴えたい」と意欲を示しました。
また、岸田文雄政権の安保3文書や日米安全保障協議委員会(2プラス2)で南西諸島の軍事協力の強化が確認されたことも踏まえ、「沖縄が二度と戦場になることがないよう平和的外交、対話による緊張緩和、それぞれの国と国との信頼醸成に取り組んでいただきたいことなどを訴えたい」と述べました。
前回の訪米で新基地建設について軟弱地盤の問題が知られていなかったことにふれ「現状と、われわれが求める解決方法を丁寧に説明する必要がある」「私が訪米活動をすることは県民にとっても重要な行動の一つになる」と語りました。
国務省のエレンライク日本部長や国防総省のパーク日本部長代行、連邦議員・補佐官、安全保障に詳しい有識者との面談、シンポジウムや記者会見などを予定しています。