2023年3月2日(木)
物流の崩壊防げ
名古屋 交通・運輸労働者らデモ
![]() (写真)要求を掲げ、パレードに出発する自動車=2月26日、名古屋市港区 |
交通・運輸業界の労働者らでつくる愛知春闘共闘自動車デモ実行委員会は2月26日、2023春闘勝利をめざし、名古屋市内で自動車デモをしました。新型コロナで3年ぶりの開催。
トラックやタクシーなど35台が「物価高騰に負けない大幅賃上げ」「適正運賃収受で安定輸送の確立を」など横断幕を車に貼り付け、名古屋市の港湾エリアから愛知県庁まで約15キロをパレードしました。
尾崎俊介実行委員長は「交通・運輸産業の労働環境は行き過ぎた規制緩和によって低賃金、長時間労働が常態化している。このままでは物流崩壊が起きる。適正運賃の収受で、労働力不足の解消、魅力ある産業にしていくことが必要だ」と話しました。
西尾美沙子・愛知春闘共闘議長は「大企業の内部留保を社会に還元させ、賃金を改善させよう」、日本共産党の本村伸子衆院議員は「働く人の命と健康、暮らしを本気になって守る政治にしていく」と連帯あいさつしました。
トラック運転手(55)は「労働条件を改善しないと本当に人がいない。時間外労働上限規制が来年導入される。労働時間が短くなっても給料が下がっては意味がない」。タクシー運転手(70)は「タクシードライバーの平均年齢は上がるばかり。利用者の安全のためにも、給料を上げて若者を呼びこまないといけない」と語りました。









